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当館から車で約30分の場所に位置する「河津七滝」。伊豆河津にはたくさんの滝が存在していますが、その中でも特に有名な滝七つを総称で「河津七滝」と呼んでいます。そしてこの七滝、普通に呼ぶなら「ななたき」ですよね? しかしながら、河津では「ななだる」と呼ぶのです。河津ではもともと「滝」を「たる」と読みますが、これは河津特有の読み方で、平安時代から続いている貴重な民族語なのだとか。「水が垂れる」という意味で、滝を「垂水(たるみ)」と呼んでいたのがルーツだそう。実はこの河津七滝、『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』のガイドブックで星2つの評価を獲得した名所なんです。約1㎞の遊歩道の途中途中に七つの滝が点在しているので、のんびりとお散歩気分で見応えのある七滝を見ることができますよ。

「河津七滝」は上流から下っていくと、釜滝、エビ滝、蛇滝、初景滝、カニ滝、出合滝、大滝の順で見ることができます。
・釜滝:まず1つ目の釜滝は、滝壺の形が釜の底に似ていることが名前の由来。落差約22mの巨大な滝に圧倒されるはず。展望デッキに立った途端に水しぶきでびしょびしょになるので、タオルの持参は必須です。
・エビ滝:マイナスイオンを全身に浴びた後に続くのが2つ目のエビ滝です。迫力満点の釜滝に比べ、エビ滝はどちらかというと可愛らしい姿をしています。滝幅約3mを流れ落ちる様子がエビの尾びれに似ていることから「エビ滝」と名付けられたそう。実際に見てみるとなるほど納得! きっと皆さんも「なるほどなぁ」と頷くはずです。
・蛇滝:3つ目の蛇滝も、蛇を思い起こす形状からこの名が付きました。ゴツゴツとした石に囲まれ、玄武岩の黒光りする様子は蛇のうろこを彷彿とさせます。滝までの水筋はにょろにょろと蛇行していて、本当に蛇が動いているように見えるのです。ネーミングの適格さにも感心!
・初景滝(しょけいだる):河津七滝の中でも特に有名なのが初景滝です。「初景滝」の由来は伊豆半島を縦断する旧下田街道から最初に見えた滝だからというものだったり、滝の傍らで修行していた僧の名前にちなんだというものだったりと諸説あります。落差約10m、幅7mの美しい初景滝は駐車場からのアクセスも抜群。車いすの方も訪れることができるので、世代を超えて家族皆で楽しむことができます。
・カニ滝:河津川へと下りられる階段の先にあるのが落差約2m、幅約1mと七滝の中で一番小さなカニ滝です。名前はもちろん、滝の左右に広がる石がカニの甲羅に見えたこと。静かで穏やかな滝なので、滝の水に触ることもできますよ。瓦近くにはテーブルとベンチがあるので、マイナスイオンいっぱいの地でお昼ご飯を食べるのもおすすめ。夏にはカニ滝がライトアップされる「カニ滝ナイトウォーク」も開催されます。
・ 出合滝:河津川本流と支流の荻野入川が合流し滝になっているのが出合滝です。川と川が出合って出合滝とは、なんだかとてもロマンチックな名前ですね。出合滝付近になってくると、飲食店や旅館などの建物が出てきて一気に温泉街感が出てきます。温泉街の街並みと滝を同時に楽しみつつ、次がラストの大滝です。
・大滝:大滝は落差約30m、幅約7mと河津七滝で最大規模を誇り、滝巡りのラストを飾るにふさわしい滝です。由来はもうお分かりですね。最大の滝だからこその、大滝です。展望デッキからは、大自然の荒々しくも凛々しい姿を間近で見ることができます。滝壺の、深い蒼から明るい水色へと変わっていく様子は心を奪われるほどの美しさです。
※大滝歩道開放時間
6月~9月…8時~18時
10月~5月…8時~17時

滝だけでも見応え充分ですが、遊歩道を歩いていくと、滝以外も楽しめるスポットがたくさんあるのも河津七滝の大きな魅力です。
・河津踊子滝見橋:エビ滝と蛇滝の間にある大きな吊り橋。一般的な吊り橋は床板がまっすぐですが、河津踊子滝見橋は片塔式といい、緩やかに波打つ形状の全国的にも珍しい吊り橋です。ウェーブ状なので、橋の場所によって見える景色も異なります。アスレチック気分も味わいながら、滝巡りができるという一度に二度おいしい吊り橋です。
・「踊り子と私」像前で記念写真:初景滝の前にあるのが「踊り子と私」の像。川端康成著書の「伊豆の踊り子」に出てくる主人公の青年と踊り子をモデルにした像は、伊豆の中でも人気の記念撮影スポットです。
・大岩成就に挑戦:遊歩道を歩いていくと、「大岩成就」と書かれたスポットが。川沿いの巨石が手の平を合わせた形に見えたことから「拝み石」や「願い石」と呼ばれるようになったのだとか。その巨石に願い事を念じながら小石を一気に3個投げます。3個のうち1個でも巨石の上に乗せられたら、その願いは叶うと言います。家族みんなで挑戦すれば盛り上がりそうなスポットです。
・わさび丼に舌鼓:出合滝付近からはお土産屋さんや飲食店が立ち並び、温泉街の風情も楽しめます。河津名産のわさびが軒先に並ぶ様子もこれまた乙。河津七滝に訪れたなら、河津のご当地グルメ「わさび丼」もいただきましょう! 天城山の清水で育った新鮮なわさびは段違いのおいしさです。

急な勾配もなく、片道約1時間で七つ全ての滝を見ることができるので、お子様でも疲れ過ぎずに滝巡りを楽しめます。また遊歩道にはベンチが点在しているので、休憩を挟めるのもありがたいですね。更にはお手洗いも完備。大人にとっても子供連れのご家族にとっても、温かな心遣いが随所に感じられる伊豆の大自然スポットです。
| 住所 | 〒413-0501 静岡県賀茂郡河津町梨本 |
|---|---|
| 電話 | 0558-32-0290(一社 河津観光協会) |
| ホームページ | https://kankou.town.kawazu.shizuoka.jp/attraction/143/ |
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